お気に入りのネックレスが切れてしまった!どうしよう?と困った経験はありませんか?
当店のホームページをご覧いただいたお客様からのお問い合わせの多くが「ネックレスが切れたんですけど修理できますか?」そして「いくらぐらいで直せますか?」という内容です。チェーン切れのほとんどのケースが、これからご説明する2パターンにより修理可能です。
それでは、ネックレスの修理がどのようなものか、また気になるお値段についてご紹介します。
修理預かり率No.1!チェーン切れとは?
■留め具(引き輪/プレート)横の丸カンが外れているケース
チェーンのお修理の大半は「切れていると思ったけど(丸カンが)外れているだけだった」という事例です。通常チェーンの構造として、引っ張る、引っ掛かる等の力が加わった場合、チェーンの途中が切れてしまわないよう引き輪やプレートのすぐ横の丸カンが開く仕組みになっています。その場合の修理は、チェーンと留め具に丸カンを通して閉じるだけですので、店頭にて修理し、クリーニングをして即日お渡し可能です。
◆丸カン代 ¥275~ ※丸カンや引き輪等のパーツ紛失されてる場合
◆丸カン取付費 ¥330 ※当店ご購入商品については無料
■チェーンの途中が切れてしまっているケース
◆ロー付 ¥2,200~
チェーンの途中部分が切れている場合は、店頭では出来ない加工のため外注に出します。
「ロー付」とは、ロー材(接合用金属線)と切れた貴金属(プラチナ・金など)をバーナーで火を噴き、炎の先の熱で溶かして金属を接合させる修理法です。切断面全体を接着するので強度が高くなりますが、熱を加えることで変質する真鍮や金メッキなどの金属は、真っ黒に焦げて溶けてしまうのでロー付は出来ません。 また、修理箇所が宝石のすぐ近くにある場合も、宝石によっては熱が伝わり石が割れてしまうことがあるので、ロー付の修理ができないことがあります。
◆レーザーロー付 ¥2,750~
もうひとつの修理法として「レーザーロー付」があります。修理箇所にピンポイントで直接レーザーをあてて貴金属を溶接をします。通常のロー付作業のバーナーの炎に比べると、レーザーロー付は当てた部分だけ地金が熱くなるので、 修理箇所が宝石のすぐ近くにあるジュエリーでも修理が可能です。
◆特殊チェーンの場合
上記のようなスクリューやロープ、プラチナと金のコンビのチェーンなどといった特殊なチェーンや、数カ所切れてしまっているチェーン、チェーンが一部欠損している、または伸びているお品などは、一旦お預かりをさせていただきます。後日お見積をご連絡して、お見積り額にご了承いただけましたら加工をスタートします。
◆修理をお断りしたチェーン例
なるべくすべての修理に対応させていただきたいのですが、お断りする事案もあります。
修理のお問い合わせ前に、以前お断りした事案を下記に一部あげておりますので、ご参考にしてみてさい。
◇いぶし銀加工などのチェーン(例:クロムハーツなど)
→ロー付をする際、熱でいぶし加工が剥がれてしまいます。いぶしを再加工することは出来ません。
◇インターネットで購入された商品・海外購入などの金種不明品(刻印なし)
→何の金属が合金されてるか不明なものは、火を当てると真っ黒に焦げてしまうことがあります。
◇革ひもなど異素材との組み合わせ
→異素材や、革ひもなどを付けている接着が熱で溶けてしまうことがあります。
◇地金が摩耗や経年劣化し弱っている
→修理してもまた他の部分がプツプツと切れてしまいます。チェーンの買い替えをおすすめします。
◇ステンレス・チタン製品などの持ち込み商品
→修理対応なしで販売されてることが多いため修理ルートがなく、ご対応できかねます。
■修理の納期は通常2~3週間です。
当店では、他店にて購入されたお品の修理も受付ております。ありがたいことに修理依頼も年間1200件以上を承っております。受付順に加工しておりますので、お時間は少々お待ちいただくことになります。お急ぎの方は時間に余裕を持ってお持ちください。
また盆や正月、ゴールデンウィークなどは工房も休みとなる為3~4週間ほど、特殊な修理となった場合は4~6週間程度かかる場合がありますので、ご了承ください。
チェーンが切れる主な原因
■チェーン切れの主な原因
「何もしてないのに切れた」とお修理をお持ちいただくことがあります。しかし、自然にチェーンが切れるとは考えられませんのでよくお話をお伺いすると、ほとんどが下記の動作の時にチェーンが切れてしまっているようです。
①お風呂で体をスポンジなどで洗っていたら切れた
②着けていることを忘れて、服を脱いだ時に切れた
③ネックレスを付ける際、うしろ髪ごとネックレスをかき上げている(ロングヘアの方)
④ネックレスを着けたままの就寝。タオルやシーツなどに引っ掛かり切れた
「何もしてない」=無意識のうちにした動作という事になるかと思いますので、①②④は帰宅したら外すことを習慣付けていただくと回避できます。また、置き場所もジュエリートレイなど決めておくと紛失も防げます。
③はロングヘアの髪を束ねてから装着、束ねるのが億劫な方は、後ろ髪の上からではなく首の付近で装着することでチェーン切れを防げます。
どれもついやってしまいがちな行動ですが、「ずっと着ける」=「大事に扱う」ことではないと私たちジュエリーを扱うものは考えております。「大好きだから毎日身に着けている」という方もいらっしゃいますが、そうすると常にチェーンに負担がかかり続けます。摩擦や目減りなどのリスクが高まり、チェーンが切れやすくなってしまうということもご考慮ください。
◇当店でご購入いただいたお客様へ
「買ってすぐ切れたけど、保証はないの?」というお問い合わせをいただくことがあります。もちろん商品不良の場合は保証で承っております。しかし、ご自身の不注意による「使用上での破損」に関しては有料になります。※ご購入時にお渡ししている「お買上証明書」はジュエリーの品質証明であり、破損・故障の保証書ではございませんので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
またご購入時に「切れないチェーンはないですか?」という質問をいただきます。確かに貴金属は硬度があり、丈夫です。しかし、いかに硬い貴金属でも耐えられる限界があります。
どんなチェーンでも切れる切れないは、ご自身の「扱い方次第」で大きく変わります。何十年も長くジュエリーをご愛用されているお客様にお話を伺うと、自宅に帰ったら必ず外し、保管場所も決め、汚れが目立てばお店にクリーニングとメンテナンスにお持ちいただく、というルーティーンで使用されています。ぜひ、参考にしていただけますと幸いです。
お電話でのお問い合わせについて
当店では、お客様より毎日のようにお電話で修理のお問い合わせがあります。その中で、「(大体でいいので・・・)いくらかかるか教えて欲しい」とのお問い合わせを多くいただきます。実はこれが、一番困っております。
修理金額は、修理されたいお品物の金種・デザイン・切れている箇所の状態などで異なります。
お電話では修理品の実物を拝見していないので、金額を出すということが非常に難しいのです。
店頭に足を運ぶ手間や時間を省きたい、あまりに高額だったら修理をやめたいというお気持ちも分かりますが、お電話でのお問い合わせでは返答致しかねますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
メールでのお問い合わせについて
メールでお問い合わせもいただくのですが文章だけでは伝わらなかったり、画像を添付していただいても、画像が暗い、ピンボケしている、修理箇所が不明瞭なため、メールのやりとりを繰り返しても、結局店頭に足をお運びいただかないと、という返答しかお答えできないという事案が多くあります。それでも「店頭に行く暇がない」という方には、下記のようなピントがあった鮮明な画像を添付していただくと、大体の目安はお伝え出来ます。実物を見ないと分からない箇所もありますので、スタッフが現物を直に確認するまでは、見積り額は変更する可能性も十分あるということをご了承下さい。
お問い合わせにお答えしやすい「画像の撮り方」
■上手な撮影のポイント
①切れた箇所をアップで撮影
チェーンが切れた箇所をはっきり分かるよう撮影してください。
②全体を撮影
チェーン全体が写るよう引きで撮影してください。
③金種の刻印を撮影
チェーンの留め具部分(引き輪もしくはプレート)にある刻印をはっきり分かるよう撮影してください。
■撮影していただく際の注意点
修理されたいお品が鮮明に写るよう自然光または明るい室内で撮影をお願いします。光が反射して色味が飛んだりするのでフラッシュなどはNGでお願いします。また、お品がぼやけていたりすると画像判断が難しいので、ピントを合わせる「オートフォーカス機能」を使って撮影していただくと上手く撮れます。スムーズにお答えできるよう努めますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。
LINEでのお問い合わせが簡単です!
KAJITAの公式LINEアカウントが出来ました!以前よりLINEなら気兼ねなく問い合わせ出来るのにというお声をいただいておりましたが、8月より下記の手順にてお問い合せいただけます。
■お問い合わせ手順
①上記のQRコードを読み取る
②友達登録
③お問い合わせ内容と修理品の画像を添付
↓
当店からの返信をお待ちください。
尚、当店は対面の店頭販売業務を優先しております。既読・返信が遅いこともございますので、予めご了承の程よろしくお願いいたします。
カジタでは、チェーン切れ以外の修理も承っております。他店購入品・ブランド品についてもお気軽にご相談ください。修理に関しての詳細は下記のリンクから修理ページをご覧ください。
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