キャッツアイをご存知ですか?
猫の瞳のようにくるくると輝きを変化させ、ふとした時に目をキラキラさせてジーっと見つめてくる動物の瞳とシンクロし癒されると人気です。
今回はいつかは手に入れたい宝石のひとつ、「キャッツアイ」をご紹介致します。
キャッツアイとは?
【キャッツアイ】
キャッツアイとは、石の名前ではありません。光が起こす現象によって、猫の瞳孔が細めたように白い光が縦に一筋、美しく現れる「シャトヤンシー(猫目)効果」がみられる宝石のことを指します。宝飾店で「キャッツアイ」として陳列してある主なものは、クリソベリルキャッツアイのことを指します。ベージュゴールドカラーに白く光る一筋の輝きが、動くたびに鋭く光り輝いて凛とした印象を与えてくれます。
キャッツアイの2大主要
クリソベリルキャッツアイの2大主要産地は、スリランカとブラジルです。ジェムクォリティの中でも上質なものが採石されることで知られています。他にはロシア、ブラジル、タンザニア、マダガスカル、モザンビーク、インドがなどで産出されます。
キャッツアイの種類
《クリソベリルキャッツアイ》chrysoberyl
俗称、「猫目石」と呼ばれるキャッツアイとして店頭に並んであるのが、このクリソベリルキャッツアイです。クリソベリルのクリソ/Chrisoは、ギリシャ語で「金」、ベリルberylは「緑柱石」の意味があるところから、日本名は金緑石といいます。その柔らかいベージュゴールドカラーに鋭く輝く光が動物デザインのジュエリーによく使用されます。蜂蜜の色に似た、やや緑がかかった黄色で、ハニーイエローが最も高く評価されます。
《アレキサンドライト・キャッツアイ》
和名「金緑石(きんりょくせき)」と呼ばれ、クリソベリルの変種です。深緑から深い赤紫へカラーチェンジするクリソベリルを「アレキサンドライト」と呼びます。
アレキサンドライトのキャッツアイはグレーがかった石がほとんどですが、この画像のアレキサンドライト・キャッツアイは、カラーも濃厚なグリーンブルーが美しく、シャトヤンシーもキレイに出ています。希少な上にさらにキャッツアイとなると、流出量・産出量ともに少ないことから、グレードの高いものに出会う事が少ない宝石です。
《トルマリン・キャツアイ》
チューブ状インクルージョンが発達したトルマリンに稀に現れます。トルマリンは、内包物が多く透明度の低い石が多く、ジェムクォリティに達する品質のものはあまり出てこないため、ジュエリーとして店頭に並ぶことはほとんどありません。
この画像のトルマリン・キャッツアイのリングは、内包物が少なく透明度も高く、シャトヤンシーもセンターにしっかりと出ているトップクォリティのトルマリンキャッツアイです。これほどのグレードのものは、目にする機会が滅多にありません。
《エメラルド・キャッツアイ》
こちらもほぼ店頭では出会えないと言っても過言ではないでしょう。通常、透明感の高い宝石なのですが、キャッツアイ効果を持つエメラルドの場合、透明感は少なくなり半透明でグリーンの鮮やかさもあまり見られないものが多いです。
この画像のエメラルド・キャッツアイは、エメラルドグリーンが鮮やかで透明度がクリア、さらにキャッツアイ効果が出る大変グレードの高い石です。このグレードのエメラルド・キャッツアイに出会えたら、次に出会えることはないと思いますので、即ご決断おすすめいたします。
※商品画像 Kyoko Akimoto Jewelry Collection
(アレキサンドライト/トルマリン/エメラルド・キャッツアイ)
キャッツアイは、昭和世代の方には特に馴染み深い宝石で、一時は「キャッツアイブーム」を巻き起こすほどの人気を博しました。「いつかは手に入れたい!」とずっと憧れで欲しかったなど、現在も人気が高く、購入される方の年齢層は幅広くなっています。
また、キャッツアイは商品にする際、シャトヤンシーが同じ出方で同じ色味というのが難しい石です。ピアスなどの複数石の商品は、石合わせが大変で、色が揃っている作品に出会われたら、是非お手にとってその美しさをご堪能ください。
そして、キャッツアイは、長寿を祝福する「卒寿」(90歳)を祝う記念石としても選ばれてます。2021年12月、新しく日本の誕生石が改定されました。キャッツアイは、2月の誕生石として従来のアメジストに追加されました。
早速コレクションに加えたい!ぜひ高品質のキャッツアイを見てみたい!という方は、年に数回カラーストーンフェアのイベントにて、希少性高きレアストーン最高のコレクションをご覧頂ける機会があります。当店のホームページまたはInstagramにてイベント情報を掲載しておりますので、ぜひチェックしてみて下さい!
詳しくはこちら→イベント情報