女性が冠婚葬祭で使う宝石といえば真珠ですが、そもそもなぜ冠婚葬祭で真珠が使われるようになったのでしょうか。
それは真珠が「涙」を象徴しているからと言われています。女性は喜びの時、悲しみの時に流す美しい涙を身につけているのですね。そのことから真珠は女性の必需品のひとつとされています。
しかし一度買ってしまえば、買い替える機会は滅多にないので、失敗しない真珠選びが重要ですね。
真珠を選ぶポイントはいくつかありますが、その中でも分かりやすいポイントとして「大きさ」「テリ」「長さ」の選び方をご説明しましょう。
真珠の大きさ
同じ品質であれば大きい珠の方が金額が高いことが一般的ですが、単純に大きいものが良いのではありません。身に着ける方の体型などで、バランスを見るのが大切です。
例えば細く小柄な人が大粒の9ミリ珠では大きすぎることがあります。人それぞれ体型や身長によって似合うベストなサイズがあるのです。
例えば一般的な平均身長のお客様であれば7.5-8.0ミリ、もしくは8.0-8-5ミリが定番サイズです。シーンにこだわらずオールマイティに使えるので間違いありません。
実際に当店で一番お求めいただくサイズは8.0-8.5ミリです。大きすぎず、小さすぎずの程よいサイズです。
冒頭でもお伝えした通り、一般的に冠婚葬祭用の真珠は何度も買い替えるようなお品ではありません。しかし年齢を重ねると体型も少しずつ変わってきます。10年後も使い続けていただくことを考えながら、サイズをお選びいただくのも大切なポイントです。
真珠のテリ
テリとは真珠独特の輝き(光沢)のことです。真珠というジュエリーの最大の魅力がこのテリです。テリの良い真珠はピカっと艶々に輝いています。
一方テリの悪い真珠は、ぼやっとしたようなはっきりしない輝きです。また、真珠を覗き込んだ時にご自身の顔がどのくらい映り込んでいるかも見てください。
テリの悪い真珠はくっきりと映らず、ボケたように見えますが、テリの良い真珠はきめ細かく、顔の輪郭まできれいに映り込みます。さらにパッとお顔を明るく見せてもくれるのです。
テリの良い悪いは真珠同士を比較してみれば一目瞭然です。 テリは離れたところからでも並べて比べてみるとわかります。
テリの善し悪しは見た目で分かってしまうので、こちらも真珠を選ぶうえでとても重要です。
失敗しない真珠選びのポイント➁へ続きます。