ご存知ですか?「宝石の弱点」

みなさまは、宝石のウィークポイントをご存知でしょうか?
地球が育んだ宝石のキラキラと美しい輝きを保つためには、小まめにケアをすることが大切です。宝石はとてもデリケート、キズがつきやすく扱い方によっては割れることがあるという事を心得ておいてください。
今回は、お気に入りのジュエリーを永くご愛用いただくために、宝石の取り扱い方法をご紹介いたします。

ダイヤモンドは油分が大好き!

「お店ではキラキラと輝いていたのに、なんだか濁った感じがする」という声を耳にすることがあります。皆さまのお持ちのダイアモンド、輝いてますか?
実はダイアモンドは、油分が付着しやすく水をはじきやすいという性質をもっています。ダイアモンドの表面に、体から出る油分、ウォータープルーフタイプの日焼け止めや化粧品などが付着すれば、油膜が張ったままの状態になります。その結果、光を遮られ透明感を失い、くもりガラスのような白く濁った状態になってしまうのです。

ご自身のリング、今すぐリングの内側を見てみましょう。お持ちのリングはキレイな状態でしょうか?茶色(垢や汚れ)や白い固形物(洗剤・石鹸の残り)がダイヤモンドの裏側にビッシリと張り付いたように詰まってませんか?それらは全てダイヤモンドの輝きには大敵です!
「買ってすぐ輝かなくなった、お店で見た時にはキレイだったのに…」と宝飾店では結構あるお話です。当店でも、そんなお話になった際は、「まず洗ってみましょう」とクリーニングをお預りいたします。油分や汚れを落としてお返しすると、「そうか、(自分がつけた)汚れだったんだ( ;∀;)」と納得され、綺麗に輝きが戻ったご自身のリングを「わぁ~キレイになった♪」とご覧になりながら、大変喜んでお帰りになります。

店頭では、一部の持ち込み商品を除き、無料クリーニングを承っております。今回はご自宅で、メンテナンスをする方のために、ジュエリーをクリーニングする際の宝石の取り扱いに注意すべき点をまとめましたので、下記の表を参考にご覧ください。

宝石取扱い一覧表

 ◎=推奨・効果的 〇=安全に洗える △=おすすめしない ×=取扱い不可

ずらりと表になると探すのが大変という方のために、上記の表を項目ごとに特にお手入れ時にリスクが高い宝石を、下記の画像で分かりやすくしてみました。
 

超音波洗浄機など「衝撃に弱い」


超音波洗浄機に入れてはいけない宝石

◆劈開性(鉱物がもつ特定方向に割れやすいという性質)を持つ宝石
・エメラルド ・クンツァイト ・トパーズ ・タンザナイト ・クンツァイト
◆衝撃に弱い宝石
・ペリドット ・オパール ・ムーンストーン/ラブラドライト 
◆有機物
・真珠 ・珊瑚 ・鼈甲 ・琥珀 ・ラピスラズリ ・トルコ石

熱湯に弱い

◆ベリル系
・アクアマリン ・エメラルド ・モルガナイト 
◆水晶系
・アメシスト ・シトリン 
◆その他
・ガーネット・瑪瑙 ・翡翠 ・クンツァイト ・ペリドット ・オパール
・ムーンストーン/ラブラドライト
◆有機物
・真珠 ・珊瑚 ・鼈甲 ・琥珀 ・ラピスラズリ ・トルコ石

急激な温度変化は、内部のひび割れを起こしかねませんのでご注意ください。

ぬるま湯・水道水・中性洗剤・刷毛洗いダメ

取扱い注意の宝石
◆エメラルド
◆有機物
・真珠 ・珊瑚 ・鼈甲 ・琥珀 ・ラピスラズリ ・トルコ石

水分が中まで浸透する有機物は水洗いはタブーです。水分や洗剤などが内部まで染みこむと変色の原因となるのでご注意ください。

洗う時は必ず容器の中で!

上記の取扱一覧表ご覧いただいた上で、硬度の高い宝石は次のように洗浄できます。

①洗面器などの容器にぬるま湯をはり、台所用の中性洗剤を2~3摘入れ溶かす
②ジュエリーをそのまま数分浸け、よごれを浮かす
③軽く「ふり洗い」後、汚れが汚れが目立つ場合は、毛先の細い歯ブラシで軽くこする
④水洗いして、タオルやキッチンペーパーなどの上で自然乾燥させる

ご自宅でクリーニングされる際、誤って排水溝に流してしまった失敗談もよくお話を伺いますので、洗面台で洗浄せず必ず容器を用意してください。

硬度の弱い石は、柔らかいクロスなどで拭うくらいにしましょう。洗浄に関しては、非常に取り扱いが難しいので、クリーニングは必ず宝飾店などの専門店に相談しましょう。

キズに注意!硬度に応じた収納を

宝石は種類によって硬度が異なります。宝石箱に入れていても無造作になにもかも一緒にしてしまうと、ぶつかり合いキズがつく危険があります。真珠や琥珀、珊瑚などの有機物はダイヤモンドなどの硬度の高いものと一緒にするとキズがつく可能性があるので、別々に収納することをおすすめいたします。また、持ち運ぶ際に、アクリルケースや小さな缶などへ、そのまま入れて持ち歩いている方をお見かけします。ビニールの小袋などに入れるなど、宝石同士が当たるのをカバーした上で携帯用のケースにしまいましょう。



アイテム別おすすめの収納方法
◇リング
 お互いキズが付かないように、差し込みの溝に一定間隔を開けて収納すること
◇ネックレス・ブレスレット
 からまりを防ぐためビニールのチャック袋に個別に収納
◇ピアス・イヤリング
 試着後のピアス軸の付着物をウェットティッシュなどで拭いて仕切りがあるケースなどに収納
◇ブローチ
 柔らかいクロスにひとつずつ包んで収納
◇パールセット
 購入時についている専用のケースが最善!箪笥やクローゼットの湿気に注意

長年買い集めたジュエリー、どんどん数が増えて上手く収納できないと感じる方も多くいらっしゃると思います。せっかく頑張って集めたコレクション、美しいまま保ちたいですよね?永くご愛用いただくには、スッキリと使いやすい収納をして、キレイな状態を維持できるよう保管すること!

最近では100円均一ショップや雑貨店などで、アクリルの仕切りケースやベルベット張りのジュエリーボックスを見かけます。こういったアイテムを利用しお店に並んでいたような「見せる収納」にして、インテリアのようにディスプレイして楽しむのも良い方法だと思います。
また、ドレッサーやキャビネットの引き出しに、仕切り付きのケース・トレーに収納する方法も良いですね♪自分好みにカスタマイズ出来て、ジュエリーが増えてもケースを買い足せば見やすく整理できます。
ただし、高級なジュエリーは購入時のケースに単体で保管しておくのが最善ですので、保管方法には注意してください。

まとめ



綺麗に着けているつもりでも、日常使いしていれば指でちょっと触っただけでも簡単に指にある油分が、その表面に付着してしまいます。長年クリーニングもせず着けっぱなしなんてことになれば、汚れはかなりすごい状態になっています。その汚れたままのリングを着けて料理をしたり、メイクをしたりなどされてはいないでしょうか?せっかくメイクやネイルをスタイリングを綺麗にしても、肝心のジュエリーが輝いてなければ、手入れの行き届いた素敵な女性に見られません。
指輪の裏にびっしり汚れがついたまま料理するもの、衛生的にも良くないですよね?
お気に入りのジュエリーを永くご愛用いただくためにも、定期的なクリーニングとメンテナンスをおすすめいたします。


当店では、他店でお求めされたジュエリーも無料でクリーニングや修理のご相談を受け付けております。「この汚れ気になってるんだけど・・・」「この石、自分でクリーニングして割れないかな?」とお困りのジュエリーがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいませ!(^^)!


※持込品の場合、メッキ製品や汚れのひどいものなどのクリーニングは有料、もしくはお断りする場合がありますので、予めご了承ください。