ピアス&イヤリングの選び方

 顔の第一印象を決定づけるジュエリーと言えば、ピアスやイヤリングですよね。顔周りを華やかに彩ってくれるピアスやイヤリングは、おしゃれでいたい女性たちの心強い味方です。
 突然ですが、皆様は「骨格診断」をご存知でしょうか。骨格診断とは、生まれ持った身体のラインから骨格の特徴を見極め、最もスタイルが綺麗に見えるお洋服やファッションアイテムを導き出す診断です。肌色や髪の色、眼の色などで、その人に似合う最適な色を特定するパーソナルカラー診断など、今、自分に本当に似合うスタイルを探す女性が急増し、SNSを中心に大きな注目を集めています。
 実はピアスやイヤリングも、顔の形によって似合うとされるデザインがあることをご存知でしょうか。自分の得意とするピアスやイヤリングを知ることで、理想のスタイルに近づきやすく、オシャレもより楽しくなります。本日はもっともっと、魅力的な女性へと変身させるピアス&イヤリングの選び方について伝授いたします。

自分の顔のタイプ

 まずは自分の顔の形のタイプについて知りましょう。ここでは、顔の形(輪郭)を7つのタイプで大別し、似合うとされるピアスやイヤリングを解説していきます。形のタイプは、オーバル(卵形)・スクエア(四角)・ラウンド(丸顔)・オーバルストレート(面長)・トライアングル(三角)・リバース(逆三角)・ダイヤモンド(ひし形)の7つです。鏡を見たり、スマートフォンで顔の正面の写真を撮影してみて、自分がどのタイプに当てはまるか確認してみましょう。

 上記の7つの顔のタイプはあくまで目安です。自分がどの顔のタイプかわからないという方はアプリを利用したり、正確に把握したい場合は専門のサロンなどでプロの方に判断してもらうと良いでしょう。

オーバル(卵形)タイプ

 ご自身の顔タイプはわかりましたでしょうか。では最初に、オーバル(卵形)の方に似合うピアスやイヤリングをご紹介いたします。
 オーバル(卵形)は楕円形の顔です。顎に向けてやや細くなっていて頬も曲線を描いています。最も理想とされている形で、オーバルタイプはどのようなピアスやイヤリングを選んでも似合うとされる万能型です。デザインや形、サイズなど気にされず、お好きなものを選んで楽しんでください。

 顔が大きいとお悩みの場合、小さいものを着けてしまうと、かえって大きさが強調されてしまいます。顔が大きいと感じられる方は、ピアスやイヤリングも大ぶりのものがおすすめです。その場合、重量もありますので注意して選んでください。軽やかだけどボリュームのあるデザインだと、耳への負担も少なく、気軽に身に着けやすいでしょう。

 小さい顔の人が小さいサイズのものを着けたいときは、カラーストーンがおすすめです。顔の印象がパッと明るくなり、華やかさを演出してくれます。存在感のあるものを着けると、女性らしさが増してもっと魅力的になります。

スクエア(四角)タイプ

 あごのラインが直線的で、全体的に見て正方形に近い顔の形の人はスクエア(四角)のタイプです。このタイプの方は、丸みのある印象をつくると全体的なバランスが良くなります。ピアスやイヤリングで似合うとされるものは、ボリューム感があり、エラより上の長さのものです。形がスクエア(四角)のものは避けたほうが良いでしょう。

ラウンド(丸顔)タイプ

 オーバル(卵形)タイプよりあごのラインが丸みを帯びている人はラウンド(丸顔)タイプです。顔の縦幅と横幅がほぼ等しいのが特徴です。このタイプの人は、ピアスやイヤリングで縦長ラインを作ると、顔の丸さが気になりにくくなります。縦長に揺れるタイプのものは、すっきりとした印象を与えます

オーバルストレート(面長)タイプ

 オーバル(卵型)タイプに比べて顔の縦幅が長いと感じる人はオーバルストレート(面長)タイプです。 ピアスやイヤリングは横幅があるものを選ぶと、顔の縦幅をカバーできます。顔のサイドにボリュームを出す演出を心がけましょう。また、ピアスやイヤリングを着ける時は両耳が見えるようにし、顔全体にひし形のシルエットを意識するとバランスが良くなります。長いものを着けたいときは、アイメイクを濃くして目線を上にもっていくようにしましょう。

トライアングル(三角)タイプ

 耳の付け根から横に張りだしたように見え、顎先が横に直線的な人は「トライアングル(三角)タイプです。エラ周りをすっきりさせると、エラ張りが目立たなくなります。ピアスやイヤリングはスタッズタイプで、耳元をすっきり見せる工夫をしましょう。 

リバース(逆三角)タイプ

 オーバル(卵形)タイプよりも額の横幅がやや広めで、フェイスラインがキュッと引き締まっている人はリバース(逆三角形)タイプです。ピアスやイヤリングは、顎の横にボリュームを出すような、長くて幅のあるものを選びましょう。下側は丸みのあるデザインであればベストです。顔全体に丸いラインを持たせるよう、意識してみてください。

ダイヤモンド(ひし形)タイプ

 リバース(逆三角)タイプとは違い、ダイヤモンド(ひし形)タイプはこめかみ辺りの幅が狭めです。それでいて頬骨が横に張っており、フェイスラインがスッキリとしていて顎が細いです。このタイプの方は、揺れるデザインがおすすめです。目線を上に持っていく工夫をしましょう。スタッドタイプは頬骨が目立ってしまうため注意です。

ピアス&イヤリングのエイジング効果

 ピアスやイヤリングには加齢による肌トラブルを隠す効果があります。耳元を華やかに演出して、 見た目年齢マイナス5歳を目指してみませんか。
 頬の外側に位置する耳にジュエリーを置くことで、他人の視線が耳元にそれるため、肌を見る目が甘くなる「ピンボケ効果」が生まれます。シミやしわなどの欠点もカバーしてくれますよ。さらにカラーストーンやゴールドは顔色を明るくする効果があります。顔のそばに色を持ってくると華やぎが加わり、より若々しく色自体が持つパワーももらえます。ピアスやイヤリングは、年齢を重ねた人にこそ選んでほしいアイテムです。

優秀なアイテムもいろいろ!

 昨今では耳元のおしゃれを楽しむための優秀アイテムもたくさん販売されています。その中でも注目度が高く、特にご好評いただいているアイテムをご紹介いたします。

クリスメラキャッチ

 ピアスは落としやすい、なくしやすい、という悩みを解決してくれる心強いアイテムがクリスメラキャッチです。特許を取得した安全なロック機構がピアスをしっかりとホールドします。使い方も手持ちのピアスのキャッチの代わりに、ポストを差し込んで使用するだけなのでとても簡単です。色もイエローゴールド、ピンクゴールド、プラチナ色と各色そろっています。



イヤーカフ

 イヤーカフとは耳に挟み込んで着けるジュエリーです。耳に穴が開いてなくても着用できるため誰でも気軽に楽しめ、ギフトにしても喜ばれます。
 片方の耳の上下にペアで飾ったり、イヤリングやピアスとイヤーカフを重ねづけしたりと、楽しみ方は無限大です。おしゃれの幅が一気に広がります。

リバーシブルピアリング

 ピアスのように見えるイヤリングとしておなじみのピアリング。リバーシブルタイプは他のジュエリーの色に合わせてゴールドとプラチナなど、素材違いで着けることが出来るので、得した気分になれます。イヤリングのバネ式とは違い、無段階にすき間を調整できる構造なので、耳たぶの厚みや形状にかかわらず装着することが可能です。片耳にイヤーカフとして、あるいはダブルで着けてもおしゃれです。耳たぶだけでなく、耳たぶの上部に着けることもできるので、装い方の自由度が高いのもピアリングの魅力です。

サージカルステンレスピアス

 サージカルステンレスとは医療用具としても使用されるステンレス素材の一種です。錆びにくく丈夫で、金属アレルギーの方も安心してご使用いただける素材です。お値段も金やプラチナに比べるとリーズナブルなので、気軽に楽しめます。毎日着けていただいても安心です。

ピアスやイヤリングのお悩み

 最後にピアスやイヤリングでよくあるお問い合わせやお悩みについてお答えします。


Q.1 ピアスをイヤリングに、もしくはイヤリングをピアスにすることはできますか。

Answer はい。可能です。
 よくご相談いただくのが一粒タイプの真珠のピアス、イヤリングです。どちらにも加工が可能です。どの素材にされるかにもよりますが、この場合だと加工賃やパーツ代も込みで約3,000円台から可能です。お日にちは約1週間ほどで、お持ち込みのお品でも承ります。真珠以外のお品でも対応いたしますので、是非ご相談ください。

Q.2 ピアスのキャッチをなくしてしまいました。キャッチだけを購入することはできますか。

Answer はい。可能です。
 キャッチだけも販売しております。プラチナ、ゴールド、ピンクゴールド、シリコン、クリスメラキャッチなど様々な種類のキャッチがございますので、お気軽にお申し付けください。
 最近はネイルしている女性が増えてきましたので、ネイルしていても使いやすく、指でつかみやすいキャッチもございます。お手持ちのピアスをお持ちいただくと、使いやすく長持ちするピアスキャッチをご紹介いたします。

Q.3 ピアスが折れてしまったのですが、修理はできますか。

Answer はい。可能です。
 ピアスもイヤリングも長年着けているとまれに折れてしまうこともあります。溶接加工によるロウ付け修理や、パーツを交換するなどしての対応が可能です。ピアスの軸が変形してしまった、などの変形直しにも対応いたします。ただしデザインや状態によっては、修理が出来ない場合もございます。一度お品物をお持ちいただきご相談ください。


Q.4 イヤリングのバネが弱くなって、落としそうで付けるのが不安です。バネの調整は可能でしょうか。

Answer はい。可能です。
 イヤリングのバネはとてもデリケートです。バネの部分を取り外してバネを強めてから再度組み付けることができます。ただしこちらもデザインや状態によっては、修理が出来ない場合もございます。一度お品物をお持ちいただき、ご相談ください。


Q.5 片方なくしたイヤリングやピアスがたくさんあります。リフォームしてもらうか、買い取ってもらうか迷っています。

Answer リフォームのご検討をおすすめします。
 買い取りも可能ですが、まずはリフォームをご検討されてはいかがでしょうか。例えば片耳用のイヤーカフにリフォームするのも素敵です。複数のジュエリーを組み合わせて、リングやネックレス、ブローチやブレスレットに仕立てるのも面白いでしょう。買い取りもリフォームもお見積りは無料です。是非、ご相談ください。


Q.6 ピアスやイヤリングを落とさない方法はありますか。

Answer 落としにくいジュエリーやキャッチがございます。
 耳全体を挟み込むタイプのイヤーカフや無段階調整できるピアリング、ピアスとイヤーカフの合わせ技など落としにくいジュエリーがたくさんできています。ピアスに関しては、クリスメラキャッチなどの落としにくいキャッチも開発されています。


Q.7 イヤリングは長時間着けていると痛くなります。痛くならない方法はありますか。

Answer シリコンカバーを付けると、痛みが緩和されます。
 耳の後ろに当たる金具部分にシリコンのカバーを被せることで、耳裏を保護してくれます。シリコンカバー付きのイヤリングも販売されていますが、シリコンカバーのみも販売しています。デザインによっては付けられないものもあります。お品物をお持ちいただき、ご相談くださいませ。



 ピアスやイヤリングを着けるとお顔の雰囲気はぐっと変わります。そして耳元でキラリと輝くジュエリーを一粒投入するだけで、全身のスタイリングを格上げすることも出来るのです。近年はピアスホールがなくても、耳まわりのおしゃれが楽しめるアイテムも増えています。コンプレックスを魅力的に変えてくれたり、あなたの個性を援護して、面差しに輝きを与えてくれる耳回りジュエリー。リングやペンダント派の方も、この機会にピアスやイヤリングにチャレンジすることで「新しい私」を見つけてみませんか。