レアストーンの世界へ②


世界三大希少石をご存じでしょうか?
今回はその中でも宝石通が最後に行き着く宝石「アレキサンドライト」をご紹介致します。

世界三大希少石の一つ アレキサンドライト

【アレキサンドライト】
アレキサンドライトとは、クリソベリルの変種で、太陽光や蛍光灯の光ではグリーン系、白熱灯の光ではレッド系に変化する特徴があります。この変色性を「アレキサンドライト効果」と呼び、変色が美しく出るものは大変希少であり高価になります。主な産地はロシア、スリランカ、タンザニア、ブラジルなどで、アレキサンドライト効果とキャッツアイ効果が表れるものがあります。

アレキサンドライトの特徴

白熱灯(ランプ・蝋燭など)の光では赤紫色、太陽などの自然光では青緑色

《キャッツアイ効果~シャトヤンシー~》
アレキサンドライトキャッツアイは、良質石の評価が大変難しい宝石で、カラーチェンジ、シャトヤンシーという二つの要素を両方重視したいところですが、産出量が少ないため、二つの要素ともに最高評価を得る宝石とは、なかなか出会えることができないでしょう。

名前の由来は?

アレキサンドライトは、1800年代にロシアのウラル山脈のエメラルド鉱山で発掘されました。後にロシアのロマノフ王朝の皇帝となる、アレクサンドル2世の誕生日に献上されたことが名前の由来とされています。 この最初の発見時は極めて上質のものであり、鮮やかな色合いと劇的な色の変化を見せました。 その石の赤と緑が帝国ロシアの旗を反映していたため、国の注目を集め、その神々しい輝きは“皇族の宝石”として世界中に瞬く間に広まりました。当初の鉱山は閉山していますが、マリシェヴァにある地域最大の鉱山でごくわずかに採掘は続いているそうです。

6月の新誕生石に追加されました!

2021年12月、新しく日本の誕生石が改定されました。アレキサンドライトは、6月の誕生石として従来の真珠・ムーンストーン(ラブラドライト)に追加されました。

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