真珠のお手入れ方法

お子様の入学式や結婚式、悲しみの場など真珠は大人の必需品です。
普段はあまり身に着けない真珠をいざ出してみると、真珠の輝きがなんだかなくなっているような気がする…といった経験はございませんか。ひどい場合は表面がぼろぼろになってしまっていることも。

真珠の輝きは戻らない

なぜ、真珠は輝きがなくなってしまうのでしょうか。
真珠は海が与えてくれた自然の宝石です。その成分は炭酸カルシウムで構成されています。
実は真珠には汗や肌などの酸に弱いという性質があります。長い間使っていると汗や肌の酸によって真珠の表面が酸化し、光沢が消えていくのです。
こうなってしまっては、真珠の輝きはもう戻ってきません。

使用する以上、購入した時そのままの真珠の姿を永遠に保ち続けるのは難しいのかもしれません。しかし、お手入れさえしっかりしておけばその美しさを長持ちさせることは可能です。


基本は着けたら拭く

真珠のお手入れはとても簡単。「着けたら拭く」です。これをうっかり怠ってしまうと真珠の酸化がどんどん進行してしまいます。
使用した後はその日のうちに、真珠の表面に付着した汗や肌の酸を柔らかい布で拭き取ってください。真珠のネックレスは揉み込むように、ひと珠ひと珠優しく丁寧に。その際、糸を引っ張らないように注意してください。

リングの場合は、真珠の上層部だけでなく裏側まで磨いてください。
柔らかい布はお手入れ用のクロスがあればベストですが、眼鏡拭きなどに使われるクロスでも大丈夫です。また清潔な布を使用してください。ティッシュペーパーでは傷がつく可能性がありますので、避けてください。
汚れがひどく、こびりついてしまっている場合は精製水を含ませた布で優しく拭く、もしくはお店までお持ちください。

糸の緩みも確認

さらにネックレスの場合は糸が緩んでいないかも確認してください。目安として真珠と真珠の間にひと珠以上の隙間が空いていれば替え時です。さほど使用していなくても糸が水分等を吸収し、劣化していることもあります。糸替えが必要かどうか迷われましたら、一度ご相談ください。


定期的にお手入れを

基本は「着けたら拭く」です。どんなに良い真珠を買ってもお手入れを怠ると、買った時の光沢や色は失われてしまいます。正しいお手入れ方法を知り、定期的にクリーニングしたり、お店で糸替えを行うなど長く大切に持ちたいですね。

当店ではご購入と同時に「PS加工」という酸化を遅らせ、本来の真珠の輝きをより永く保つ加工もおすすめ致します。詳しくは「真珠の輝きを守るPS加工」をご覧ください。