調色真珠と無調色真珠の違いについて

日本の海で採れるホワイトやグレーの真珠のほとんどは、調色処理が施されております。
「調色って何?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。簡単に言うと調色とはお化粧をしているか、していないかの違いです。
今回は真珠の調色と無調色についてご紹介致します。

調色とは

色の統一性を高める為に昔から一般的に行われている加工処理です。
私たちに例えると本来の美しさを引き出す、ファンデーションの様なお化粧をしているイメージです。調色された真珠はかすかにピンクがかった色合いで、お顔を映りが明るくなり綺麗に見えます。
実際に着けてみるとうっすらピンクで若々しい印象に見えます。

無調色とは

調色を行っていない真珠を、無調色と呼びます。調色をしなくても十分きれいな珠で、収穫量が少ないので、稀少価値があります。私達で言うと、美白基礎化粧だけしているイメージです。調色の珠の物と横に並べて比べると白っぽい印象のお品がほとんどですが、中にはグレーやイエローといった色もあります。
着けてみると真珠の輝きが上品で清楚に見えます。長い目でみると、一生に一度のお買物なので、白い方が使いやすいと言われる事が多いです。

ご予算とお好みでお選びください

調色は昔から行われている日本の養殖真珠の優れた技術の結晶ともいえます。とはいえ、海から造られた真珠はデリケートな宝石です、調色も無調色も着けた後のお手入れが大切です。(詳しくは真珠のお手入れ編をご覧ください)

無調色の真珠は、調色に比べると経年劣化がしにくいといわれてます。長くご愛用頂くには、お手入れも比較的簡単な無調色がオススメです。
ご自身の目で見て、どちらがお好きか店頭にてご覧ください。